中央入口前広場
中央入口前の広いスペース。
入口は施錠済み。
「あ、でもでも〜、焼肉屋さんだったらチーズクッパとか置いてあるとこたまにあるよね?あれってお粥みたいなやつじゃなかったっけ〜?」
アイディアは良いんだけど、韓国料理だし、大体キムチとかチゲばっかりだから優しくない。
「ドカ食いって資格ない人がやると体壊すんすよね」
当たり前の話だが。
「最近野菜高いっすからね〜」
「サラダもいいっすけど、んー。野菜たっぷりスープで補うとか」
「そういうのすかね」
多分。
焼肉屋にお粥は見たことないな…
「焼肉のピーマンおいしいよ……」
なんかおいしいんですよ……
「流石にお粥はないかぁ、お茶漬けとかの類なら……ワンチャン……」
「そうなんだ…」
もやしに対する知見を得た。
「あ、豆腐、豆腐なら行けるか?」「いや、いっそ豆乳飲めばタンパク質行けそうな気がしてきた」
「おかゆかぁ……」「そもそも焼肉屋にあるのかな」
焼肉の道は遠い───
「ええと、僕が焼肉を美味しく食べれない可能性があるから、色々聞いてたらもやしがオススメだって…」
??
「あー、壊れてるかも、ドカ食いしてから貰った色々や弁当食べたし」
「なんとかなるよね…」「とりあえずサラダ生活は考えるかな」
なるのか?
「もやし」
「もやしかぁ………………」
「もやしは食物繊維が多くて糖尿病や大腸ガンといった生活習慣病の予防、改善する働きがあるからいいよな…………」
唐突に医大生をしている。
「うぃーっす、戻りました……」
最初に来た時と違って、特にフラフラしている様子もなく。
強いて言うなら叩かれたところをさすっている。
「無理せず美味しく食べれたらいいんだけどねえ…」
「もやしはスーパーフード!」
あとは青菜とかもいっぱいあるし、そっちも試して見てもいいんじゃないかなぁ?してる。
「満腹中枢も壊れてるんすか????」
割と終わりでは。食べ過ぎ。
「無理してダメになりすぎないように」
「何事も程々にっすね」
「もやしって」
痩せるな…
「警察沙汰になって困るのは、向こうの方じゃない?」
たぶんそう、部分的にそう。闇バイト斡旋業者に公権力からの救いは無い。
まあやり過ぎたら、なんやかんやで“回収”されてしまいそうな気がする。
「戦力を持ってたら持ってたで想定されてるって雰囲気がして恐ろしいね」
「もやし、もやしかぁ…」
少し考え込む姿勢
「アリかも」
何となく行けそうな気配がした、なんで?
「するんだ…………」
まあそれなら止めないけど……
「まあそれこそもやしから食べてくのアリじゃないですか?」
あれ、味はないし
「そう、美味しく食べてこそ」
「だからちゃっちゃと美味しく食べれるようになりたいよ、本当に」
「じゃないと食べ過ぎたり、そもそも食べれなかったりしかねないから」<
「いいや?無理はするよ、じゃないと駄目になるって身をもって体験したから」
「僕も焼肉は奢って欲しいっすね〜」
「流し込まないと食べれないのは美味しく食べれてないっすね」
「焼肉は美味しく食べてこそっすし」
「おうちのご飯は自分の手料理になるっすからね〜…」
「今本人向こう行っちゃったけど…出てたよ〜、みんなで焼肉行こうって話〜」
「都内とかでみんなでお疲れ様会とかしよ〜、みたいなので〜焼肉が上がってた感じ〜」
これは隣で聞いてた人。